誰かと感動を分かち合う旅も素敵だけれど、今の私に必要なのは自分の心の声に耳を傾ける時間かもしれない。
そんなときは一人で京都の街へ出かけてみませんか。
「一人は寂しくないかな?」なんて不安は、静かな特等席に身を置けばいつの間にか消えいる。
誰にも気を遣わず、自分を整えるための「ひとり時間」にふさわしい場所をご紹介します。
ひとり旅で心細くなったとき、そっとよりそってくれるお守りアイテムをまとめています

ひとり時間が宝物になる特等席5選
一人こそが最も贅沢な時間である。
京都には、そんな「豊かな孤独」を優しく包み込んでくれる特等席が、あちこちに隠されています。
あなたが自分自身を精一杯おもてなしするための、とっておきの場所をご紹介します。
特等席①建仁寺 両足院
賑やかな祇園のすぐ隣にありながら、音が消えたような静寂に包まれる『建仁寺 両足院』。
ここの縁側は、一人で訪れる人にこそ座ってほしい場所です。
目の前に広がる美しい庭園を眺めていると、不思議とスマホを開く気すら起きなくなり、思考のノイズが消えていくのを感じられます。
そしておのずと風が竹林を揺らす音や鳥の羽ばたきに耳を澄ます。
「何もしない」という、日常で一番むずかしい贅沢を自分に許してあげてください。
| 公式サイト | https://ryosokuin.com/ |
| 拝観時間 | 特別拝観期間により異なる(通常は10:00〜16:00頃) |
| 拝観料 | 特別公開により変動(目安:600円〜1,000円) |
| アクセス | 京阪「祇園四条駅」より徒歩約7分 / 市バス「祇園」より徒歩約10分 |
特等席②実光院
大原のさらに奥、静寂の中にひっそりと佇むこのお寺は、自分を「無」にしたい時に最高の場所です。
欄干のない縁側に座り、額縁のような庭園を眺めながらいただくお抹茶は、ひとり旅だけの贅沢なひととき。
耳に届くのは、竹が石を叩く「ししおどし」の音と、鳥のさえずりだけ。誰かと会話する必要のない空間で、ただ流れる時間を味わうことで、日常で縮こまっていた心がゆっくりと解放されていきます。
「何もしない」という美しさを、自分にプレゼントしてあげたい時に訪れてみてください。
| 公式サイト | https://jikkoin.com/ |
| 拝観時間 | 9:00〜16:00(受付終了 15:30) |
| 拝観料 | 大人 700円(茶菓子・お抹茶付き) |
| アクセス | 京都駅から京都バス17系統「大原」下車 徒歩約10分 |
特等席③恵文社一乗寺店
一人の旅で迷うのが休憩の場所。
そんな時は、あえて「お喋り禁止」や「静寂を大切にする」と謳っているブックカフェを訪ねてみてください。
周りの人もみんな一人の世界を楽しんでいる空間。
お気に入りの本を一冊手に取り、珈琲の香りに包まれるとき、心の中にあったざわつきが、ゆっくりと凪いでいくのを感じるはずです。
ノートを広げて今感じていることを書き留めるのも、一人旅だけの特別な儀式です。
| 公式サイト | https://www.keibunsha-store.com/ |
| 営業時間 | 11:00〜19:00(年末年始を除き無休 |
| 入場料 | 無料(併設のギャラリー等も自由に閲覧可能) |
| アクセス | 叡山電鉄「一乗寺駅」より徒歩約3分 / 市バス「高野」より徒歩約5分 |
京都の静かな特等席にはお気に入りの一冊をもって訪れたい。今の自分に響く言葉をカバンにしのばせておきませんか?
【特等席で読む一冊を探す】特等席④下鴨神社 糺の森(たたずのもり)
ここはお寺やお店ではありません。しかしここは最強の特等席。
鳥居をくぐる前から始まる、太古の原生林に包まれた広大な参道は、歩く瞑想のような時間をくれます。
木々の間から差し込む柔らかな光と、サラサラと流れる小川の音に身を委ねれば、心の中の澱が自然と洗い流されていくはず。
ひとりだからこそ足裏に伝わる土の感触や空気の温度の変化に、五感を研ぎ澄ませて向き合うことができます。
広大な森の深さは、誰の目も気にせず「ただの私」に戻って、大きく深呼吸することを許してくれます。
疲れた心に新しいエネルギーを吹き込んでくれる、街の中で一番優しい天然の聖域です。
| 紹介サイト | https://tadasunomori.or.jp/ |
| 拝観時間 | 6:30〜17:00(季節により変動あり) |
| 拝観料 | 森の散策は無料 |
| アクセス | 「下鴨神社前」または 京阪「出町柳駅」から徒歩約10分 |
特等席⑤かもがわカフェ
路地裏の建物の2階。
扉を開けると、そこには一人の時間を心から尊重してくれる穏やかな空気が流れています。
窓際の席に座り、鴨川を遠くに感じながら、店主が一杯ずつ丁寧に淹れる珈琲を待つ時間は至福そのもの。
周りにも読書や書きものに没頭する「ひとり客」が多く、気兼ねなく自分の世界に沈み込むことができます。
旅の途中で感じたことや、ふと思い出した言葉をノートに書き留める。
そんな「自分との対話」にぴったりの場所であり、一人で過ごすことが「風景の一部」のように自然でいられます。
「寂しさ」を「心地よさ」に変えてくれるこのカフェは、一人で歩く京都の旅に温かい安心感を添えてくれます。
| 公式インスタグラム | https://www.instagram.com/kamogawacafe/?igsh=ajl6a2F0MThyaWlq# |
| 拝観時間 | 12:00〜21:00(木曜定休 / 詳細は公式サイト確認) |
| 平均予算 | 1,000円〜2,000円 |
| アクセス | 「河原町丸太町」下車 徒歩約5分(路地奥の2階です) |
旅の終わりに、自分を整えるということ
一人の旅を終えて宿に戻る頃、あなたは気づくはずです。
「寂しさ」ではなく、自分の心が「満たされている」ことに。
誰かのペースに合わせるのではなく、自分が歩きたい速さで歩き食べたいものを食べる。
そんな小さな選択の積み重ねが、自分自身への信頼を取り戻させてくれます。
