山の神域・三峯神社|「怖い」と言われる神社を歩いてみて感じたこと

秩父の山奥にある三峯神社

「怖い神社」と言われることもありますが、実際に歩いてみると、そこには静かな山の神域のような空気が広がっていました。

私は今回、西武秩父駅からバスを利用して三峯神社を訪れてみました。

連休の混雑や、実際に歩いた山道のこと、境内で感じた雰囲気なども含めてお伝えしていこうと思います。

目次

山の奥にある神社へ向かう

三峯神社は埼玉県秩父市、標高約1100mの場所にあります。

街中の神社と違って、「ちょっと寄ってみよう」という距離ではなく、意識して向かわないとたどり着けない場所。

その分、山の空気に包まれた特別な雰囲気があります。

秩父の町から少しずつ山へ入っていき、カーブの多い山道を登っていくと、だんだん景色も空気も変わっていく。

三峯神社は、神社へ向かう時間そのものが旅になる場所でした。

西武秩父駅から三峯神社へのアクセス

公共交通機関で三峯神社へ行く場合、西武秩父駅からバスを利用するのが一般的です。

所要時間はおよそ1時間30分ほど。

秩父の町を抜けると、バスは山道をゆっくり登っていきます。

窓の外の景色も少しずつ変わっていき、だんだんと山の中へ入っていく感じ。

「本当に山の神社へ向かっているんだな」と実感する時間でもありました。

ただし、休日や連休はかなり混雑することがあるので注意が必要です。

三連休の三峯神社はかなり混雑していた

私が訪れたのは10月の三連休の中日。

朝9時台のバスに乗りましたが、すでに車内は満員で座ることはできませんでした。

そのまま1時間ほど山道を立ったまま移動していると、途中から渋滞が始まりバスはなかなか進まなくなります。

そして残り約2kmの地点で、

ここからバスだと2時間ほどかかる可能性があります

という案内がありました。

強制ではありませんが、そこで降りて歩く人も多く、私も下車することに。

天気もよく、少し暑い日でしたが、山道を歩く時間はちょっとした登山のようでむしろ楽しい時間でした。

神社へ向かっている実感も強くなり、「こういう時間も悪くないな」と思いながら歩きました。

実際山道を歩いた時間は40分ほど。
スニーカーを履いてきて正解だったな、と心から思いました。
また山の奥の神社ということもあり、三峰神社にはトレッキングスタイルで訪れている人の姿も見られました。

三峯神社の見どころ

三峯神社の境内には、印象的な建物や見どころがいくつもあります。

山の中の神社ですが、建物はとても鮮やかで装飾も美しく、深い緑の中でひときわ目を引きます。

歩きながらゆっくり見ていくと、この神社ならではの特徴に気づく場所がいくつもありました。

三ツ鳥居(みつとりい

三峯神社の入り口にあるのが「三ツ鳥居」。

名前の通り、鳥居が三つ組み合わさった珍しい形をしています。

普通の神社ではなかなか見かけない形なので、最初にここを見たときは少し不思議な感じがしました。

ここをくぐると、いよいよ山の神社の境内へ入っていくような感覚になります。

参拝の始まりを感じる場所です。

随身門(ずいじんもん)

参道を進むと現れるのが、色鮮やかな随身門。

赤い柱と装飾がとても美しく、周囲の山の緑とよく映えていました。

静かな森の中に、ぱっと目を引く華やかな門が立っている。

そのコントラストがとても印象的で、思わず足を止めて眺めてしまいました。

本殿三峯神社の本殿も、細かな装飾が施された美しい建物です。

彫刻や彩色がとても華やかで、山の神社とは思えないほどの存在感があります。

深い森の中にあるからこそ、その色や装飾がより際立って見えるのかもしれません。

参拝の列に並びながら、建物の細かな装飾を眺めている時間も印象に残っています。

狛犬ではなく狼

三峯神社の特徴のひとつが、狛犬ではなく「狼(おおかみ)」が置かれていることです。

狼はこの神社では神の使いとされていて、境内のあちこちでその姿を見ることができます。

少し鋭い表情をした狼の像は、どこか山の神社らしい雰囲気。

自然と共にある神社なんだな、という印象を強く感じるポイントでした。

参拝の待ち時間連休ということもあり、参拝までは20分ほど並びました。

それでも山の神社だからか、不思議と落ち着いた空気が流れています。人は多いのに、どこか静かな感じ。

山の中にある神社ならではのゆったりとした雰囲気でした。

山の神社で食べた「わらじカツ丼」

参拝のあと、境内のレストラン「大島屋」で食事をしました。

注文したのは「わらじカツ丼」。

わらじ型に似せたカツが乗ったもので、山を歩いたあとだったこともあり、私の胃は揚げ物と白米の組み合わせを求めていました。

思っていたよりもボリュームのある一皿でしが、とても満足感のある食事でした。

こういう場所で食べるご飯は、なぜかいつもよりおいしく感じます。

三峯神社を訪れるときの注意点

三峯神社は山の中にある神社なので、街の神社とは少し勝手が違うところもあります。

実際に訪れてみて感じた、いくつかのポイントをまとめておきます。

バスはかなり混雑することがある

私が訪れたのは10月の三連休の中日。

朝9時台のバスでしたが、すでに車内は満員で座ることはできませんでした。

人気の神社ということもあり、連休や観光シーズンはかなり混雑することがあるようです。

できれば早めの時間のバスを選ぶと、少し余裕をもって移動できるかもしれません。

渋滞でバスが進まないこともある

山へ向かう一本道の道路なので、混雑するとバスがなかなか進まないことがあります。

私が乗ったバスも途中から渋滞になり、残り2kmほどの地点で「ここからバスだと2時間ほどかかる可能性があります」という案内がありました。

そのため、途中で降りて歩く人も多く見かけました。

歩く可能性もあるので、靴は歩きやすいものがおすすめ

私はそのまま歩いて向かうことにしましたが、山道を歩くので思ったより距離があります。

舗装された道ではありますが、坂道も多く、ちょっとした登山のような感覚でした。

結果的には楽しい時間でしたが、歩きやすい靴で行くと安心だと思います。

私の旅の相棒。長距離をあるくときでも信頼できるスニーカーです。

山の神社なので気温にも注意

三峯神社は標高が高い場所にある神社。

そのため秩父の町より気温が低いこともあります。

また先にも述べた通り、渋滞に巻き込まれ歩く可能性もあります。

季節によっては少し肌寒く感じたり、歩くことで暑く感じることもあるので、何か羽織れるものを持っていくと温度調節ができるため安心です。

三峯神社は「たどり着くまでが旅」

三峯神社は、境内の景色ももちろん印象的でしたが、それ以上にそこへ向かう時間が強く記憶に残っています。

バスで山を登る時間。途中で降りて歩いた山道。

少しずつ山の奥へ入っていく感覚。

そうやってたどり着く神社だからこそ、特別な場所に感じるのかもしれません。

秩父の自然を感じながら、ゆっくり訪れてみたい神社でした。

茨城県にある鹿島神宮へ。静かに、そして強く背中を押してくれる場所でした。

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このブログを書いている人

旅ライター。個人で旅ブログを運営しています。
京都を中心に、季節のうつろいとともに旅をしています。
古い町家や静かな宿、朝の空気がきれいな場所が好き。
忙しい日常の合間に、ふっと深呼吸できる旅のヒントをお届けできたらと思っています。
どうぞ、気ままにのぞいていってください。

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