紅葉の名所として毎年多くの観光客が訪れる京都。
毎年秋には夜間のライトアップが開催されるスポットが多くあり、昼間の紅葉とは違う別世界のような景観を楽しむことができますよ。
この記事では2023年に開催されるライトアップのおすすめスポットを5つご紹介します。
さらに開催期間や混雑予想、事前準備のポイントも解説していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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おすすめライトアップ①永観堂[禅林寺]
永観堂とは浄土宗西山禅林寺派総本山の通称名で、正式には禅林寺といいます。
『もみじの永観堂』と呼ばれるほど美しい紅葉で有名で、境内にある放生池(ほうじょういけ)や多宝塔などを鮮やかに包み込む景色は別格です。
永観堂全山を埋め尽くす約3,000本のオオモミジやイロハモミジは紅葉の季節はもちろん新緑の季節も美しいと人気のスポットです。
住所 | 〒606-8445 京都市左京区永観堂町48 |
電話番号 | 075-761-0007 |
期間 | 11月3日(祝・金)~12月3日(日) |
時間 | 17:30~21:00 (20:30最終受付) |
拝観料 | 600円 ※昼間とは別に拝観料がかかります |
予約 | 不要 |
アクセス | ・JR京都駅から市バス5系統で「南禅寺永観堂道」下車、徒歩3分。 ・地下鉄烏丸線「京都」から「烏丸御池」→地下鉄東西線六地蔵方面行き乗り換え、「蹴上」下車 →徒歩15分。 ・京阪電車「三条」から市バス5系統で「南禅寺永観堂道」下車、徒歩3分。 ・京阪電車「神宮丸太町」から市バス204、93系統で「東天王町」下車、徒歩8分。 |
おすすめライトアップ②高台寺
豊臣秀吉の正室:北政所(ねね)が、秀吉を冥福を祈るため創建したお寺として有名な高台寺。
重要文化財の開山堂や、ねねが秀吉の冥福を祈りながら月を見上げたとされる観月台は創建当時のまま残されており、桃山時代をの面影を感じることができるお寺です。
東山の豊かな自然に囲まれ春には桜、秋には紅葉、さらに方丈前庭に広がる雄大な波心庭では拝観に訪れた人々を楽しませてくれます。
そんな高台寺が手掛ける2023年度・秋の夜間特別拝観のテーマは『「情景」―移りゆく時、変わらぬ思い―』。
ねね様の400年遠忌を迎えるにあたり、来年の春にも行われる夜間特別拝観との2部構成の第1段目となります。
プロジェクションマッピングを使用したカラフルライトアップは色鮮やかでダイナミック。
まるで映画の中に入ったかのような異世界感を楽しむことができます。
また閉門が22:00というのも嬉しいポイント。
夕飯を済ませた後にゆっくりと美しいライトアップを眺めましょう。
住所 | 〒605-0825 京都市東山区高台寺下河原町526番地 |
開催日 | 2023年10月21日㈯~12月10日㈰ |
時間 | 17:00~21:30(閉門22:00) ※昼間との入れ替え制ではございません |
拝観料 | 大人600円、中高生250円 |
予約 | 不要 |
アクセス | ・京阪電車:祇園四条駅下車→徒歩約15分 ・阪急電車:京都河原町駅下車→徒歩約20分 ・市バス:東山安井下車→徒歩約7分 |
おすすめライトアップ③宝厳院
京都嵯峨野エリアの中でも紅葉の名所としても有名な宝厳院(ほうごういん)。
天龍寺の塔頭寺院で春と秋のみ特別公開されており通常は非公開となっています。
嵐山を借景とした回遊式庭園「獅子吼(ししく)の庭」は、散策しながら鳥の声や風の音に耳をすまし、五感で庭を感じることで人生の心理、正道を肌で感じ心が大変癒するといわれています。
秋に行われる夜間特別拝観では、夜の静寂の中で照らし出された紅葉と青々とした苔のコントラストが幻想的で昼間とはまた違った景観を楽しむことができますよ。
住所 | 〒616-8385 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36 |
電話番号 | 075-861-0091 |
開催日 | 2023年11月11日(土)~12月3日(日) |
時間 | 午後5時30分~午後8時30分閉門 ※受付終了:午後8時00分 |
拝観料 | 大人1000円 小中学生300円 ※昼間とは別に拝観料がかかります |
予約 | 不要 |
アクセス | ・JR線:「嵯峨嵐山駅」下車徒歩10分 ・嵐電:「嵐山駅」下車徒歩3分 ・京阪電車:「三条」下車(地下鉄、嵐電乗り換え)嵐電「嵐山駅」下車 ・阪急電車:「嵐山駅」下車徒歩10分 ・京都市バス:JR京都駅前より京都市バス 28番にご乗車、「嵐山天龍寺前駅」下車→徒歩約5分 ・京都バス:JR京都駅前より京都バス72番もしくは73番にご乗車、「京福嵐山駅前」下車→徒歩約5分 |
おすすめライトアップ④醍醐寺
200万坪におよぶ広大な境内をもつ醍醐寺は、真言宗醍醐派総本山で世界遺産にも登録されています。
仁王門をくぐった参道の紅葉のトンネルや上醍醐への登り口の手前、観音堂が建つ「林泉(りんせん)」と呼ばれる池の周り一帯は、下醍醐の中で最も鮮やかな紅葉のスポット。
ライトアップにより美しく照らし出された紅葉は、池の水面に映る紅葉とあわさり、幻想的な世界を作り出します。
住所 | 〒601-1325 京都市伏見区醍醐東大路町22 |
電話番号 | 075-571-000 |
開催日 | 2023年11月11日(土)〜12月3日(日) |
時間 | 18:00~20:50 (受付終了20:10) |
拝観料 | 拝観料:1,000円(中学生以上) ※昼夜完全入替制 |
予約 | 不要 ※早め入場券あり、早め入場の場合は、事前にインターネットで申し込みが必要 ※拝観者が多い場合は入場制限することがございます。 |
アクセス | ・JR京都駅:JR東海道本線(琵琶湖線)または湖西線→山科駅で京都市営地下鉄東西線に乗り換え →「醍醐駅」で下車 ・JR奈良線:六地蔵駅、京阪六地蔵駅→地下鉄東西線に乗り換え→「醍醐駅」で下車 ・京阪バス:JR山科駅から1番乗り場(22,22A系統乗車)約20分→醍醐寺前 ・京阪バス:京阪六地蔵駅から2番乗り場(22,22A系統乗車)約15分→醍醐寺前 ※JR六地蔵駅からの場合は、「JR六地蔵」バス停から乗車(22,22A系統) |
おすすめライトアップ⑤北野天満宮
天暦元年(947)に創建され、全国にある約12,000社もの天満宮・天神社の総本社である北野天満宮。
学問の神様として菅原道真を祀り、受験シーズンになると学業成就を願って多くの受験生が参拝しに訪れる、京都を代表するの観光スポットの1つです。
秋にはもみじ苑が公開され、ライトアップも行われます。
もみじ苑内にある朱色の鶯橋と鮮やかな紅葉は息をのむような美しさで、時代がタイムスリップしたような幻想的な光景が広がります。
夜間でしか鑑賞できない幻想的な紅葉の世界を楽しみましょう。
住所 | 北野天満宮:〒602-8386 京都市上京区馬喰町 北野天満宮社務所 |
電話番号 | 075-461-0005 |
開催日 | 2023年11月11日(土)~12月3日(日)予定 |
時間 | 日没~20:00(終了)(受付終了19:30) |
拝観料 | 大人1,200円 子ども600円 ※入れ替え制ではありません。 ※茶菓子付き(利休居士が考案したと伝わる麩の焼を再現したお菓子) |
アクセス | ・JR京都駅 京都市バス50系統→北野天満宮前(35分) ・JR二条駅(地下鉄二条駅) 京都市バス55系統→北野天満宮前(15分) ・JR円町駅 京都市バス203系統→北野天満宮前(10分) ・阪急西院駅 京都市バス203系統→北野天満宮前(20分) ・阪急大宮駅 京都市バス55系統→北野天満宮前(20分) ・京阪三条駅 京都市バス10系統→北野天満宮前(30分) ・京阪出町柳駅 京都市バス203系統→北野天満宮前(20分) ・地下鉄今出川駅 京都市バス51・203系統→北野天満宮前(15分) ・地下鉄二条駅(JR二条駅) 京都市バス55系統→北野天満宮前(15分) |
夜間のライトアップをもっと楽しむために!事前準備のポイントとは
ここからは秋の夜間ライトアップをもっと楽しむためのポイントをご紹介します!
ぜひ来訪時に役立ててくださいね。
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事前準備のポイント①混雑する日時をチェック
京都の紅葉見頃は11月中旬~12月上旬です。
その中でも特にライトアップの拝観で最も混雑する日時は
【11月中旬(土日祝)の開園直後】です。
また比較空いている日時は
【11月上旬・12月上旬(平日)閉演30分~1時間前】です。
紅葉の見ごろのピークから少し前後する時期ですが、色づき始めた紅葉や散り紅葉の絨毯などで十分楽しむことができます。
このように土日は非常に混雑が予想されますので、拝観するなら平日がおすすめ。
さらに閉演30分~1時間前になると開園時に入園した人たちが帰る頃になりますので、比較的スムーズに拝観できます。
最終受付の時間を過ぎると並んでいても入園できなくなってしまいますので、注意してくださいね。
事前準備のポイント②駐車場は使用不可!公共機関をチェックしておこう
ライトアップ期間中は駐車場が使用できないところが多く、使用できたとしても非常に込み合います。
おすすめはバスの利用。
京都はバスの交通網が優れているため、訪れたいスポット付近にはバス停が多くあります。
そのため可能であればバスを利用し、混雑する夜間ライトアップに備えるようにしましょう。
当日目的の時間に並ぶためにも、アクセス方法と時間は事前にチェックがおすすめですよ。
事前準備のポイント③永観堂は寒い!気温やおすすめの防寒具
盆地である京都は昼間との温度差が激しく、夜間はとくに冷え込みます。
そんな中30分~1時間並ぶとなると手足の指先はかじかみ、せっかくの美しいライトアップ前に心が折れてしまいます…。
永観堂に限らず京都での神寺のライトアップを拝観する際には、厚手の上着やマフラー、手袋などの防寒具は必須アイテム。
さらにホッカイロや保温効果に優れている靴下もおすすめですよ。
寒さに負けないようしっかり防寒して、冬の澄み切った空気の中あざやかに彩る紅葉を楽しみましょう!
事前準備のポイント④モバイルバッテリーで長時間の撮影も安心
スマホでの写真や動画の撮影、さらに目的地へたどり着くためにグーグルマップの起動。
1日中スマホをフル回転で使用していたため充電がなくなってしまい、せっかくの旅行の思い出が撮影できなかった…なんて経験はありませんか。
さらにスマホの充電が無くなりつつある夜間のライトアップを写真に収めるとなると、モバイルバッテリーは必須です。
1つバックに入れておくだけで、充電を気にすることなくたくさん写真を撮ることができますよ。
幻想的にライトアップされた美しい風景を、楽しい思い出として写真に残しましょう!
秋にしか見ることのできない紅葉のライトアップで感動的な旅にしよう
秋になると赤色や朱色、黄色など美しいコントラストで人々に感動を与え続ける紅葉。
さらに京都の歴史ある社寺と調和することで情緒に溢れ、ライトアップされることで異世界のような幻想的な雰囲で訪れる人々を楽しませてくれます。
どこも人気のスポットだけに混雑も予想されます。
事前準備もしっかり行い、ライトアップされた紅葉を最大限に楽しんでくださいね!
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