「幽霊子育飴」と聞くと、正直、ちょっと怖い場所を想像していた。
でも実際に訪れたみなとや幽霊子育飴本舗は、拍子抜けするほど静かで、どこか懐かしい空気が流れる場所だった。
京都をひとりで歩いていた日のこと。
観光地のにぎやかさから少し離れた路地で、私はこのお店に立ち寄った。
みなとや幽霊子育飴本舗とは?
みなとや幽霊子育飴本舗は、京都・東山区にある450年以上の歴史をもつ小さなお店。
「幽霊が子どものために飴を買いに来た」という言い伝えが残る子育飴を、今も作り続けている。
建物は派手さはなく、むしろ見過ごしてしまいそうなほど控えめ。
でも近づくと、不思議と足が止まる。
それは“怖さ”ではなく、時間がゆっくり流れている感じだった。
ただ「元気でいてほしい」と思うだけでいい。各地にある子供の幸せを願う社寺をご紹介しています。

実際に行ってみた感想(体験)
店内はとても簡素で、観光向けに作られた感じはほとんどない。
静かに飴が並び、必要な言葉だけが交わされる。
この距離感が、なぜか心地よかった。
子育飴は、強い甘さではなく、素朴でやさしい味。
「おいしい」というより、安心する味に近い。
歩き疲れていた体に、そっと寄り添ってくれるような甘さだった。
帰り道、子どもにお土産として子育飴をひとつ。
家に戻って渡すと、「おいしいね」と言いながら、静かに、でも嬉しそうに食べていた。あの飴は、きっと今日の京都の続きを家まで連れてきてくれた。
幽霊子育飴は、怖い場所じゃなかった
名前だけを見ると、どうしても
「縁切り」
「怖い」
「重たい」
そんなイメージを持ちがちだけど、実際に感じたのは真逆だった。
ここは何かを断ち切る場所というより、想いが残り続けている場所。
**母が子を想う気持ち**
それが、形を変えて今も続いている。
だからこそ、怖さよりも、やさしさが先に来たのだと思う。
そっと手を合わせたくなる、京都の子供の健康を祈る神社をこちらの記事でご紹介しています。

ひとりで立ち寄るのがおすすめな理由
この場所は、誰かとおしゃべりしながら行くよりも、ひとりの方が合うと感じた。
誰かを想いながら、静かに歩いて、静かに買って、静かに味わう。
その一連の流れが、気持ちを整えてくれる。
ひとり旅の途中で、少し立ち止まりたいときにちょうどいい場所だった。
こんな人におすすめ
・京都をひとりで歩くのが好きな人
・有名観光地より、静かな場所に惹かれる人
・「怖そう」で避けていた場所が気になる人
・旅先で、気持ちをリセットしたい人
・この飴の味を届けたい、大切な人がいる人
派手な体験ではないけれど、記憶に残る場所になると思う。
| 公式サイト | https://kosodateame.com/ame/ |
| 住所 | 京都市東山区松原通大和大路東入2丁目轆轤町80-1 |
| 電話番号 | 075-561-0321 |
| 営業時間 | 10:00~16:00 |
| 定休日 | なし(臨時休業あり) |
| アクセス | 京阪「清水五条駅」から徒歩約10分 |
まとめ
みなとや幽霊子育飴本舗は、“怖い場所”ではなかった。
それは、誰かを想う気持ちが静かに残り続けている場所。
甘さも、空気も、距離感も、すべてがちょうどいい。
京都を歩く途中で、ふと立ち寄ったこの場所が、私はとても好きになった。
