京都の町家宿「かがりや」宿泊記|五右衛門風呂のある町家で過ごす京都の夜

旅館やホテル、ゲストハウスなどさまざまな宿泊施設がある京都。

今回、10歳の娘と京都を訪れたときに宿泊したのが、京町家の宿「かがりや」。

五右衛門風呂や抹茶体験など、町家ならではの時間を楽しめる一棟貸しの宿です。

静かな町家の空間で、ゆっくりと京都の夜を過ごすことができました。

目次

京町家の宿「かがりや」

京町家の宿 「かがりや」は、京都市内にある一棟貸しの町家宿です。

築100年以上の京町家を改修した建物で、宿泊中は建物をまるごと使うことができます。

伝統的な町家の造りを活かしつつ、清潔感のある室内は、観光の合間にほっと一息つける落ち着いた空間。

静かな路地にありながら、主要観光地へのアクセスも良く、拠点としても使いやすい立地にあります。

自分のペースで過ごすことができ、それでいてきちんと京都らしさを感じられる宿です。

京町家ならではの空間

玄関を入ったとき、ふわっと木の匂いがしました。

古い建物特有のどこか懐かしく、落ち着くような香り。

洗面所のドアには小さなガラスの飾りがついていて、光が当たるとキラキラとやさしくきらめきます。

そして天窓から差し込む自然光。

派手なものではないけれど、そんな小さな風景が、歴史ある町家に泊まっていることを静かに感じさせてくれました。

暖かく快適に過ごせる町家

3月上旬の京都はまだ寒さが残る時期でしたが、宿の中はとても暖かく快適でした。

畳の床暖房とエアコンのおかげで、町家特有の寒さはほとんど感じません。

外から帰ってきたら床暖房と暖房のスイッチをON。

すぐにじんわりと温かさが伝わってきて、思わずほっとしてしまいます。

床暖房やエアコンを自分で調整できるのも、一棟貸しならではの自由さ。
その日の気温や気分に合わせて空間を整えられるのが、暮らすように過ごせる心地よさにつながります。

落ち着いて休める寝室

寝室はこじんまりとした畳の空間に、お布団が敷いてありました。

町家らしい落ち着いた雰囲気で、暖房と加湿器が用意されているため、寒い季節でも快適に過ごせます。

枕元にはやさしい光の常夜灯もあり。

怖がりな娘も安心して眠ることができました。

広すぎない部屋だからこそ、ゆっくり体を休められる、そんな寝室でした。

五右衛門風呂を楽しむ

お風呂は町家らしい五右衛門風呂です。

保温機能や追い焚き機能はありませんが、給湯温度を高めに設定しておくと、ちょうど良いお湯加減で入ることができました(私が宿泊したのは3月上旬です)。

釜が一度温まるとお湯が冷めにくく、ゆっくり浸かることができます。

町家ならではの、少し特別なお風呂時間でした。

初めての五右衛門風呂に娘も私も大興奮。

思い切って町家の宿を予約して良かった、そう思った瞬間でした。

京都らしい朝ごはん

朝ごはんは宿で注文すると、近くの精進料理屋「泉仙」からお弁当を届けてくれます。

大人用のお弁当は品数が多く、京都らしいお出汁の効いた優しい味。

個人的には、大豆の煮物がとても美味しかったのが印象に残っています。

子ども用のお弁当は、おにぎりとおかずのセット。

宿にはインスタントのお味噌汁も用意されていて、お湯を沸かして一緒にいただきました。

町家の静かな朝に食べる朝ごはんは、なんだか特別に感じます。

朝食のお弁当は、大人1000円、子供600円と良心的なお値段。
ご飯がよそいたてなのかほんのりと温かく、朝からほっとする優しい美味しさ。量もちょうどよく、朝にぴったりの満足感です。

子どもと楽しめる抹茶体験

宿にはお抹茶セットが用意されていて、説明を見ながら自分で抹茶を点てる体験もできます。

見よう見まねで抹茶を立ててみる時間も、思った以上に楽しくて心に残る体験に。

少し不格好でも、それも含めて味わいになるのが抹茶のおもしろさです。

お茶菓子として用意されていたのは金平糖。

駄菓子屋で見かけるものとは違い、上品な甘さと香りがあり、とても美味しく感じました。

子どもも楽しめる宿

子ども用のおもちゃも用意されていて、10歳の娘も夢中になって遊んでいました。

壁にくっつく磁石のおもちゃがあり、それを並べたり形を作ったりして楽しそうに遊んでいました。

その間、私は次の日の電車の乗り換えを調べたり、観光ルートを考えたり。

旅先で少し自分の時間が持てたのも、ありがたい時間でした。

さりげない心遣いを感じる宿

かがりやは一棟貸しの宿のため、ホテルのような接客サービスはありません。

ですが、アメニティや設備がとても充実していて、宿のあちこちから心遣いを感じました。

メイク落としや洗顔フォーム、シャンプーやリンスは「よーじや」のものが用意されています。

化粧水などのスキンケア用品も揃っていて、荷物が少なくて済むのも嬉しいポイントです。

大人用のパジャマは作務衣。子ども用のパジャマもサイズ別に用意されていました。

電気ケトル、電子レンジ、冷蔵庫なども揃っていて、滞在中に困ることはありません。

派手なサービスではないけれど、静かに寄り添ってくれるような優しさを感じる宿でした。

宿泊料金

今回の宿泊料金は、2泊3日で約50,000円でした(入湯税・宿泊税込み、楽天トラベルで予約)。

一棟貸しの町家宿なので一般的なホテルよりは少し高めですが、宿をまるごと使えることや町家ならではの体験を考えると、満足度の高い宿だと感じました。

定員宿の定員は4名ほど。布団は4組用意されているため、大人4人までゆったり宿泊できます。

添い寝の子どもがいる場合は、5名ほどでの宿泊も可能なようです。

家族旅行や友人同士の旅行にも利用しやすい宿です。

町家の夜

夜になると、町家の中にはやわらかな灯りが灯ります。

土間と玄関の間に置かれた灯りが、足元を静かに照らしていました。

明るすぎない光だからこそ、町家の空間がより落ち着いて感じられます。

観光地のにぎやかな京都とは少し違う、静かな夜の時間。

町家に泊まることで、京都の暮らしに少し近づいたような気がしました。

京都にはたくさんの宿がありますが、町家に泊まると旅の時間が少し変わります。

観光だけでは見えない、京都の静かな夜。

そんな時間を過ごせる宿でした。

人の波にのまれず清水寺をゆっくり回りたい人へ、混雑回避のコツをご紹介しています。ぜひお子さんと一緒に。

白川沿いにある朝ごはんの店を起点に、祇園周辺を無理なく巡る半日プラン。

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このブログを書いている人

旅ライター。個人で旅ブログを運営しています。
京都を中心に、季節のうつろいとともに旅をしています。
古い町家や静かな宿、朝の空気がきれいな場所が好き。
忙しい日常の合間に、ふっと深呼吸できる旅のヒントをお届けできたらと思っています。
どうぞ、気ままにのぞいていってください。

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